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2009年 04月 23日
母親と二人、春のブダペストへ
昨年末行ったプラハが劇的にステキな街で 東欧3大都市で唯一いったことのないブダペスト 俄然行きたい病が。。。 鎖橋。漁夫の塔。 ブダペストの建造物って、名前がすでに魅惑的 ブダペスト自体が「ドナウの真珠」と讃えられおり、 なんとも旅情をそそる 朝、ルトン空港まで父親に送ってもらい budget carrierのひとつ、 中央ヨーロッパではメジャーだという wizz airで一路ブダペストへ cuteなピンクの機体がなんだかかわいい。 お約束どおり、ぼへーと寝てたら、2時間半でブダペスト着。 フライトと一緒に予約しておいたバスで市内に移動します ほんの、20年前まで社会主義国だったハンガリー なんとなく、そこかしこの老朽化した建物に 全体主義の香りがします いやがおうにも、 旅先の「みたことのない景色」への期待が高まる 40分程で市内に到着 うん、ウィーンとプラハを足して2で割った感じ とでもいえばいいのだろうか なかなかに風情ある街並みです さて、今回の旅は、 限られた時間を最大限有効に使いたい!という思いから 相当完璧なプランニングをして望んだのでした ブダペストは比較的大きい街のわりに 見るべきスポットが点在しているんです とはいっても1泊2日もあれば 全てをまわれるレベルですが(笑) 市内ど真ん中、デアーク広場にバスが到着し、 まずはそこから歩いて3分の聖イシュトバーン大聖堂へ ここには、有名な聖イシュトバーンの手のミイラがあります 手。 ミイラ。 よく分かりませんが、こんなもんでしょう さてこの大聖堂、なかなかに大きく なかなかにゴージャスな内装。 そして、ここへ着たら、ドームへ上がりましょう もちろん、ラクしてエレベータで ここからしか見えないものがひとつ それは、旧郵便貯金局の屋根 ジョルナイ製タイルを敷き詰めた 美しいこの屋根は、地上からでは見えません 意外に遠いのでそんなにクリアにはみえませんが それでも、見る価値はあるように思います それから、360度ぐるりとドームのまわりを廻って ブダペストの景色を堪能 王宮、ドナウ川、国会議事堂 眼下に見える景色はなかなかのもの 続いて、腹ごしらえ Cafe Korへ こちら、地元でも人気のcafeのようで そのときもにほぼ満席 賑わい含めて雰囲気もよし なぜかハンガリーでは春ー夏にかけて フルーツのスープがシーズン こちらはイチゴのスープ これ、前菜ですよ。。。 スウィーティ。 おいしいんだけど、甘いのよりしょっぱいのが欲しい年頃。 ホルトバージ風パラチンタ(hortobagyi palacsinta)は絶品!! この料理は、牛挽肉をクレープで巻いたものに 定番、パプリカのクリームソースをかけたもの チェコ同様、じっくり煮込んだ、深みのある味デス ハンガリーもやっぱり、日本人の口にあうとおもう。。。 早速のおいしいカウンターパンチを受けたあと、散策再開 国会議事堂へ 1902年、17年もの歳月と ハンガリーの国としての威信をかけて完成された 壮麗な建物 ハンガリーの歴史を象徴すべく、 クラシック、ゴシック、ルネサンス、バロックなど 多彩な建築様式を取り込んだ、独創的な概観 しかし、なぜか全てが美しく調和してくる ただそこにあるだけで存在感がある そして、ハンガリーの波乱の歴史を受け止めた結果のような 静かな雰囲気に圧倒される ただし、内部はツアーのみの見学なので見てません(笑) 国会議事堂からドナウ川に沿った遊歩道を歩いて鎖橋へ 途中、こんなオブジェに遭遇します 二次大戦中ホロコーストの犠牲になった ユダヤ人犠牲者の慰霊のためのメモリアルだそうです 靴は当時貴重だったため靴を脱がされた後 銃殺されそのまま遺体は川へ捨てられたのだとか。。。 ひとつひとつの靴のディテイルが非常にリアル このように、ブダペストを旅してると オスマントルコ、ハプスブルク家による統治 また、二次大戦中のナチスドイツによる蹂躙、 その後のソ連軍の占領、共産主義政権下での自由化運動 そして独立までの激動の歴史が 街ににじみ出ている 日本という島国はなんて平和だったんだろう、と思う そして、鎖橋! 昼間見ると、そうでもない? いやいや、美しい橋ですよ その後はブダ歴史地区の王宮、マチャーシュ教会、 漁夫の砦と王道ルートを巡る 王宮、外見はとっても質素。 ハンガリーの多彩な建築様式を混合されたもの、らしい ここで見つけちゃいました! プラハでファミリー大好物になった菓子パン、通称くるくる キュルトシュというらしいですが、 まあこっちの語感もくるくる、って感じ? マチャーシュ教会(正式名称:ブダの聖母教会) ハンガリー伝説の王、マチャーシュが挙式したという 13世紀以来、増改築を繰り返した教会 ただいま改築中。残念 ここのモザイクもジョルナイ製。色味が美しい 漁夫の砦 ネオ・ロマネスク様式の白い塔と螺旋形の回廊が特徴的 ここから見るドナウとペスト地区の眺めはファンタスティック ここから、ブダ地区をふらふら散歩しながら地下鉄経由でペストに戻る ここもまた 世界にここにしかない独特の街並みがある 少し暗くて、少し寂しい街並み ここ、ブダペストにはいたるところに ネタアリカフェがある なにしろ、ウィーン同様カフェ文化が 古くから根強い国なのです こちらもそのひとつ Gerbeaud 1858年開業のカフェで シシィーの愛称で親しまれている ハプスブルグ家、エリザベート皇妃も愛したカフェだそうです 内装がまた、美しいですね 空間も含めて楽しむのがカフェなんだと再認識 最近、日本にも支店をオープンしたそう(!) 彼女が最も好んだチョコレートケーキ、ドボシュトルテは 今でもお店の看板メニュー やっぱり中欧圏はスウィーツがおいしいわ♪ 19時半から、ドナウ川クルーズ! 正直、昼間の街並みが霞むくらいに ブダペストは夕景が素晴らしい ライトアップされた鎖橋、王宮、国会議事堂 どれもドナウの真珠と呼ばれるだけの価値がある 昼間、少し哀しい印象を受けたこれらの建造物が ほの明かりに照らされて、最もその影を美しく魅せる ピンクに染まった空にほんのりと浮かぶ夕方 漆黒の闇になじませるようにほんのりと姿を浮かべる夜 ここにきたらクルーズはマスト! こちらのクルーズ、プラハと違ってデフォルトで2ドリンク付きます 調子にのって、スパークリングワイン、赤ワインと飲む 4月だというのに冷たい風が吹くブダペストでは 暖をとるのにちょうどよい クルーズ後、ほの暗い川沿いを散歩しながら今宵のディナースポットへ これも事前にきっちりリサーチして 人気のレストランを。。。 Reskakas こちらでは、ハンガリーの伝統料理が 伝統音楽の演奏とともに楽しめます 味はやっぱり。。。おいし~~~い♪ 食事の後、散歩がてらブダペストの夜の街路を歩きながら ホテルへ Palazzo Zichyモダニズムな内装 結構いけてる。 壁紙が、ぱくって帰りたいくらいステキでした そして、翌日へと旅は続く。。。
by ray_th
| 2009-04-23 23:59
| hungary ハンガリー
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